撮影シーンごとの設定例

人物撮影(1人~3人)を撮影するときは,絞り解放(一番小さい値)からF5.6ぐらいで露出をオーバーぎみ(明るめ)にするといい感じにとれる。レンズの画角は標準から中望遠ぐらい。ただし,白とびに注意。飛びとは,オート撮影ではまずならないが,明るさを全部自分で設定すると,起こることがある。これになると,あとでどんなに画像処理をしても元の色に合わせることができない。値が完全に白色で飛んでしまっているので明るさ情報が破損している。背景など関係ない部分は白とびさせても問題ないだろう。若干白とび気味のほうがいい感じに撮影できることもある。

物撮りは標準か望遠ぐらい絞り解放からF5.6ぐらいで標準露出が露出低めでも雰囲気がでる。露出が若干低いほうが色が濃く見える

風景は絞りをF8~F11として被写界深度を深くしてピントの合う範囲を広くとる。レンズ画角は超広角から標準ぐらい。とにかく水平にする。広角ならあおって空を多めにするのもアリ。

集合写真は,なにより,「失敗できない」ので下準備,撮影の下調べをしておこう。F8~F11が理想。三脚とかがあるほうが良い。集合写真は画角は標準。フラッシュ有・なしや連射で何枚か撮影して,何人もいる人全員が目をつぶっていないとか,よそ見していない瞬間などが撮影できないといけない。三脚で設定できるなら,置きピンといってオートフォーカスとかでフォーカスを合わせておいてマニュアルフォーカスにしておくとよいかも。練習しておこう。

運動会やスポーツ撮影。望遠レンズが望ましい。三脚,無理なら一脚がほしいかも。すばやく動く相手なので,シャッター速度はかなり高速の1/500とか1/1000以上とかにしてやれば望遠手持ちでもそこまで手振れしないので,三脚よりも手持ちの方が素早く被写体をとらえることができるので,あえて手持ちでも十分にとらえることができる。この場合は手振れ補正機能付が望ましい。
動くものが相手の場合は,逆光と順光と日蔭がコロコロ入れ替わることがあるので,マニュアル設定だと厳し場合がある。その場合はシャッター速度優先では自動のプログラムモードを使うのも手だ。

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